雨の男鹿半島(2019.6.15〜16)
男鹿半島に行ってきた。
男鹿温泉に行きたかったのと、あと、
これ。
旅かえる!
この灯台があるらしいと聞いて、行ってみたくなった。
行ってみた
仙台から秋田まで秋田新幹線こまちで約3時間、秋田から男鹿までJR男鹿線で1時間。
始発で出ても、到着は11時。
遠いな〜笑
なにはともあれ、到着。
男鹿には、
①男鹿温泉
②なまはげ関連の施設がある真山(しんざん)エリア、
③男鹿水族館GAO
④旅かえるにも出てきた灯台のある入道崎
⑤6月中旬から紫陽花が有名な雲昌寺
といった見所があるが、それぞれけっこう遠くて、車がないと厳しい。
私はもちろん車がないので、
観光地を結んでいるバスで、2日間乗り放題3500円。
※予約不要なのは土日だけで、平日は絶対予約が必要らしいので注意。
入道崎
まずは入道崎へ。
はいこれ。これですよ。
かえるは来てないようでしたが……
満足。
この草原みたいなののすぐそばが海。
並みに削られてギザギザしてる。
この日は風がとても強くてなかなか寒かった。
バスの関係上、滞在時間は40分程度だったけど充分でした。
近くには道の駅的なお土産やさんが並んでいて、ウニ丼とかハタハタ(このあたりで有名なお魚)が食べれるところもあった。
男鹿水族館GAO
次、水族館へ。
正直、あまり期待してなかった。
確かにガイドブックとかでは大きく取り上げられてるけど、シロクマかわいいけど、水族館ってどこでもあるし! イルカいないし!
という。
大水槽。福岡にも大きな水族館あるし、美ら海にも行ったことあるけど、なかなか迫力ある水槽だった。
だらーん。
ゴゴゴ……
楽しい……楽しいぞ!
水槽に手書きの説明があったり、ディスプレイを工夫していたり、詳しい生態を教えてくれたり。
とても面白かった。
人もそれなりに多かったし、みんな楽しそうにしていた。ガイドブックに大きく取り上げられるのも理由がある……
ただ、レストランのドリンクバーにホットコーヒーがないのは如何なものか笑 ぜひ追加してほしい!
男鹿温泉 萬盛閣
今日のお宿、萬盛閣へ。
チェックインを済ませ、とりあえず男鹿温泉の湯めぐりをすることに。
これ。1000円で、宿泊施設以外のところ2つに入れる。宿泊者専用の湯めぐり手形。
ちなみに、旅館によっては日帰りが15時までとかの場合もあるが、この手形だと、15〜20時くらいまでは入れてもらえる。温泉旅館はどこも歩いて行ける範囲にあるので、1〜2時間でさくっと巡れる。
私は、なまはげのお面の口からお湯が噴出するので有名な雄山閣、露天風呂が有名な男鹿ホテルに行った。
雄山閣は、本当になまはげの口からお湯が勢いよく吹き出してきてびっくり。あと、お湯が湯の花でにごりすぎててびっくり。
男鹿ホテルは、露天風呂に柵がなくて、お風呂の淵から先がもう景色! という感じ。
どちらも良かった。
お食事はお部屋で。一人なのにすみません。
萬盛閣の温泉はどこよりもとろとろだった。一瞬で美肌を確信。
女将さんが積極的に話しかけてくれるんだけど、この日は朝から夕方まで誰とも会話してなかったから口の筋肉が働かなくて、挙動不審になってしまった……
なまはげ太鼓ライブ
これも有名らしいので行ってみた。
20:30から、男鹿温泉郷の中の施設で行われる。
写真撮影OK。
なまはげが太鼓でパフォーマンス。熱い!
真山エリア
さて、次の日は真山エリアへ。
真山神社。
雰囲気あるなあ。
各地のなまはげ110体が集まったコーナーはなかなか怖かった。そして、確かにどれも顔が違う。
そして、伝承館へ。
ここでは、本当は大晦日の行事であるなまはげ行事をいつでも体験できる。
まず、行事の説明を受けて……
来たー!
怖い!
音がでかい!
なまはげは子供をさらっていくイメージしかなかったけど、家主と新年のあいさつをして、座って酒を飲んで、問答までする。
今年の作物はどうか? 子供は勉強してるか? 嫁は働いてるか?(←なぜ嫁は怠ける可能性があるのに家主は怠けない前提なのか疑問ですが)
そして、怠け者を探して家を歩き回って、帰る。
なまはげ館と伝承館はとなりにあるんだけど、この2つをつなぐ渡り廊下のところに軽食を食べられる場所がある。
私は時間が余りまくっていたので、玉こんにゃくと甘酒を注文。
真山エリアはせいぜい1時間半が限界な気がした。
雲昌寺
さて、6/15からちょうど紫陽花の期間が始まっていた雲昌寺。
ただ、男鹿観光のホームページによると、まだまだ見頃は先らしい。
しかもこの日は雨……
行くかどうか相当迷ったが、真山エリアにいてもすることがないので、行くことに。
バスを降りてしばらく歩く。道中こんな感じ。
さ、咲いて……ない……
入場料500円を支払って、中へ。
おお!
なかなか……
いい感じでは。
咲いてないところも多かったけど、けっこう咲いてるところもあった。
なにより、数が本当に膨大で迫力がある。
まだ咲いてないという情報のせいかあまり人もいなかったし、最高。
行って良かった。
御朱印をいただいた神職の方の対応も暖かいお人柄を感じさせて、「来て良かったです」という言葉が自然と出てきた。
境内にはカフェもあって、紫陽花にちなんだメニューもあった。時間がなかったので飲んでないが……
バスの関係上、30分しか時間が取れなかったのが悔やまれる。30分だとギリギリ、できれば1時間ほしい場所。
最後は男鹿駅のすぐ近くにある道の駅オガーレで、しょっつる焼きそば。
男鹿温泉の足湯にいた猫さん。隣に座ったら膝に乗ってきた!
物語の地、遠野(2019.5.12)
「夏の大関」夏油温泉に泊まることを決めたからには、組み合わせる場所を選ばなくてはならない。
※元湯夏油に泊まった話は以下のページにて。
元湯夏油(2019.5.11) - みちのく温泉ひとりで行ってみた
もう一度花巻に行って、前回行けなかった宮沢賢治記念館とかポランの広場とかを見てもよかったのだが、私は遠野をチョイスした。
遠野といえば、遠野物語のような、民話や伝説で有名な場所。
「カッパ淵」とかいう謎の場所が観光地化されているあたり、大したこともなさそうだけど、一応見ておくか……
という気持ちで行って、その期待(?)は大きく裏切られることになる。
行ってみた
夏油温泉の送迎バスで北上駅まで送ってもらい、新花巻行きの新幹線にギリギリ滑り込んで、タイムロスほぼなく遠野へ。
ちなみに、どのくらいギリギリだったかというと、北上駅で駅員さんに「○○分の新幹線で新花巻まで行きたいんですけど!」と言って、「えっ、それは時間ないから、もう入っちゃって」と入場証明券なるものを手渡されるくらいであった。
そして、新花巻で降りて、「遠野まで行くんです」と言うと、ここでも「えっ、それは時間ないから、遠野で……」と言いかけて、「あ、やっぱダメだ」と駅員さん自ら券売機を操作して切符を作ってくれた。
ご迷惑おかけしました……
そういえば、ネットでどんなに調べてもよく分からなかったのだけど、北上〜新花巻みたいに1駅だけ新幹線乗るときって、たぶん通常料金より安く乗れてるよね?
仕組みも買い方も分からない……
そんなこんなでバタバタしつつも、到着!
釜石線の可愛い看板。
駅の目の前の観光案内所に入り、とりあえずレンタサイクルを借りる。
まずは、15分ほど走って、遠野郷八幡宮へ。
なんかいる!
静かで、雰囲気のある神社でした。
そして、今度は駅を挟んで反対方向にある、「卯子酉」様へ。
自転車で30分ほど。
ガイドブックとかによく載ってる写真。
この赤い布に名前を書いて木にくくりつけると、良縁に恵まれるとか。
左手だけで結ぶとより良いらしいと聞き、頑張って左手だけで結んできた。
木に赤い布がたくさんぶら下がってる様子はちょっと怖い。
一人だけだったし、本当に不気味だったので、数分で退散。
続いて、遠野市立博物館へ。
図書館の3階に入っている。
入館料が300円だったのであまり期待していなかったのだが、これが結構良かった。
最初の部屋が、上の写真。
壁には遠野に関係するキーワードがずらりと並び、真ん中の遠野市の形をした模型は、ボタンを押すと民話が流れる。
私が見てきた遠野の雰囲気にすごくマッチしていて、面白かった。
そして、すぐ近くの遠野物語の館では、実際に語り部さんが語ってくれる民話を聞いた。
方言がなかなかきつくて、理解できない部分もあったけど、雰囲気はつかめた。
語り部の実演以外の展示も、「手をかざすと○○する」みたいな仕掛けが多くて楽しめた。
遠野、思ったよりずっと楽しめた。
遠野市立博物館と物語の館は、もっとじっくり展示を見たかったなあ。もう一回行くしかないか……
そして、最後は、
SL銀河!!
乗ったった!
内装はこんな感じ。レトロ可愛い。
プラネタリウムもあって、こちらは整理券をもらって時間になったら入るスタイル。
10分程度だったけど、結構本格的だった。
売店コーナーもあって、龍泉洞のコーヒーとか、SL銀河のグッズとか売ってた。
こういうのを見てたら、遠野から新花巻まではあっという間でした。
観光案内所で売ってた「明がらす」なるお菓子。
いろんな会社で作っているらしく、食べ比べできた。美味しい!
元湯夏油(2019.5.11)
夏油温泉は、岩手の山奥にある温泉である。
江戸時代の温泉番付で「東の大関」だったとガイドブックに書かれていたため、来訪を決意。
ただ、行くのが非常に難しい……マイカーないとなおさらである。
「夏油温泉 バス」で検索すると、「路線バス廃止」という文字が目に飛び込んでくるレベルである。
調べてみると、どうもJR北上駅から無料シャトルバスが出ているっぽかったのだが、どうやっても2018年版の時刻表しか発見できない! これも廃止になったのか???
元湯夏油という旅館には、宿泊者のみ北上駅からの無料送迎があるとのこと。
宿泊……致し方なし。
行ってみた
盛岡でじゃじゃ麺を食べて、
北上駅に13時45分に集合。
「元湯夏油」と書かれたワゴンを発見。今日の送迎バス利用者は私を含めて2名らしく、早々に出発した。
最初はのどかな田園を進む。
20分くらい走ると、徐々に山っぽくなってくる。
山っぽく……というか、山である。
高湯温泉、銀山温泉など数々の山奥温泉を経験した私でもびっくりするレベルの山道。
運転手さんもじわじわ進む。カーブで対向車線に遭遇することも多い。
あと、山の温泉に来るといつも思うのだが、「山奥のガードレール、必ずひしゃげている」問題。ここで過去に何が……
と、私が背筋をピンと伸ばして緊張している目の前で、もう一人の男性客は普通に寝ていた。よく寝れるな!
いずれにせよ、明けない夜はない。
宿に到着! 14時20分くらいだったから、北上駅から車で40分程度ということになる。
「あれ……確かチェックインは15時からだったよな……?」と一瞬不安になるも、普通に中に案内されて、いろいろ説明されて、お部屋に入ることができた。
館内はこんな感じ。
内風呂が2つ、露天風呂が5つある。私が行った日は「目の湯」は川にまだ橋をかけていないので使えないとのことだった(←最初は意味がわからなかったが、後に知ることになる)。
露天風呂は基本的に混浴だが、女性専用時間も設けられている。「滝の湯」は終日女性専用。
「真湯」が女性専用になるのを待って、早速行ってみた。
露天風呂は、一旦旅館の外に出なければならない。
この間の通路を歩いていく。
看板に従って曲がると、
んん……?
これは……圧倒的……圧倒的……
川!!!!!
ごうごうと音をたてて流れる川のすぐそこに露天風呂。
あまりの近さに感動。「真の湯」は温度もちょうど良くて、ずっと入っていられた。
「目の湯」に向かう橋の写真を撮り忘れたのだが、この川を挟んだ向かい側に「目の湯」がある。当然、橋が必要で、橋はかかっていたのだろうが、破壊されていた。
橋といっても、一枚板を置いただけの簡素な物で、冬季休業中に雪の重みで破壊されるらしい。あと、夏季営業中も、「台風と集中豪雨で必ず2回は壊れるんですよ〜笑」と湯守の方がおっしゃっていた。
しっかりした橋をかけるのは行政の許可が必要で煩雑なので、年に数回壊れることを前提に、簡素な橋をかけているそうだ。
次に、元湯夏油で最も有名な「大湯」へ。
「大湯」は本当に特別で、もうほとんど身体が動かなかったお客さんが「大湯」に入って、すぐ歩けるようになったりするのを旅館の方は何度も見ているらしい(さっきからちょくちょく出てくる「○○だそうだ」系の話は全て、帰りの送迎バスで湯守の方から聞いています)。
しかし熱い!!!
足の先をちょっとつけただけでヒリヒリする熱さ。しかし、圧倒的トロトロは感じる。
かけ湯をしながらじわじわ膝まで浸かる。
いや熱い!
早々に退散し、「大湯」のそばにある「疝気の湯」へ。こちらはむしろ温かった(私にはちょうどいい)。
真夜中の冒険
別に真夜中ではないが。
「真湯」の女性専用時間が20時半からもあるので、入らねばと思って、行ってみることに。
しかし、外は真っ暗。電灯も所々しかなく、歩くのに支障はないものの、ちょっと怖い!
途中、湯治客とすれ違って挨拶したので、少し安心。
真っ暗闇なので川は見えないが、ごうごうと音だけを聞きながら入る。
これはこれでオツなものだ。
というか、この1泊の間、ついぞ他のお客さんと一緒にお風呂に入るってことがなかったのだが……みんないつ入ってるんだ??(私以外にも女性のお客さんはいた)
朝が来た!
夜、やたら鳥の声が聞こえてきて、「こいつら絶対住んでるだろ!」と思っていたが、思った以上に住んでた!
建物の軒下に点々と巣が。もはや数え切れないくらいあった。朝に歩くと、頭上を鳥たちが高速で行き交っている。
イワツバメらしい。普通のツバメよりちょっと小柄。
冬季休業中に渡ってきて巣を作り、夏季営業準備に入る湯守さんたちを待っているようだ。
良い温泉、良いお宿でした。
帰りの送迎バスから、ダムと山。
ロビーに漫画がいろいろ置いてあったんだけど、こんな山奥で「金田一少年の事件簿」はどうだろう!笑 しかも天草四郎伝説!(それでも読んだ)
この後、遠野へ行きました。
鈴立山若松寺〜登りは辛く苦しい、下りは超快適〜(2019.4.20)
私の旅行は始発移動が原則なので、13時開始の人間将棋だけだと天童市で時間が大幅に余ってしまう。
そこで天童市のスポットを探していると、鈴立山若松寺が出てきた。縁結び界ではかなり有名なお寺らしい。私も、なんとなく聞いたことある。
決意が必要
ただ、どんなガイドブックを見ても「天童駅から車で15分」と書いてある。
「車がなくても、旅は楽しめる!」と豪語しているガイドブックですら「タクシー15分」。
私は車が運転できない。
駅から7キロ……歩くと2時間……流石に遠すぎる……
と、頓挫しかけた。
しかし、さらに調べを進めると、どうもレンタサイクルがあるらしい。
若松寺までは駅から7キロ。自転車だと……40分くらい? それなら、まあ。
レンタサイクルか……台数は限られるだろうし、当日は1年で最も天童に人が集まると思われる人間将棋の日。借りられないかも……借りられたとしても、車が多くて危ないかも……
まあ、レンタサイクルの場所に行ってみて考えればいいか。
行ってみた
駅直結、天童物産館のカウンターで借りられる。ちなみに、カウンターにはレンタサイクルの文字はなく、ホントにここか……? となかなか緊張した。一度駅の外に出てみたり、うろうろしてみたりして、やっとカウンターのおばちゃんに声をかける勇気が。
おばちゃんは迅速に対応してくれた。
身分証を見せたり、名前を書いたりして、自転車ゲット!
時間が早かったこともあって、レンタサイクルの台数的にはかなり余裕がありそうだった。
ちなみに私は高校時代は自転車通学をしていた。今回、実に1億年ぶりの自転車である。
道中、こんな綺麗な桜が咲いていたりして、
超快適!!
と思っていたら、ものの10分で登り道に。
鈴立「山」というくらいだから、当然なのだが……
辛い……
工事のおじさんに「頑張れ〜」とか言われながら、一生懸命ペダルを漕いで、たぶん40分くらい。
車が数台停められるスペースがあって、「古参道」「車道」の分かれ道の標識。
助かった、これで自転車を置いて行ける。
そして私は迷わず古参道へ。
……ん?
ちなみに、私は九州出身である。九州出身者にとって、「参道」とは、太宰府天満宮の参道である。
綺麗に舗装された道の両側にずらりとお店が並ぶ、あの参道である(写真がなかった)。
登山じゃん!
しかも誰もいないし。たまに鳥の声が聞こえるくらいで。
怖い!
15分ほど登り続けて、
これが見えた時は本当に安心した。
念願の参拝。
御朱印もいただいた。
御朱印長の最後のページだったのだが、「あら、最後なんですね」と言われ、どうも社務所の中で書き手が交代された模様だった。やっぱり最初とか最後のページは緊張するものなのだろうか。
絶景。
鐘を鳴らすことができて、これがまた良い響きだった。ぜひ鳴らしてほしい。
そして、登ってきた分、帰りは下り坂。
下り坂の自転車、超快適!
そうか……自転車は登りは辛くて下りは快適なのか……(しみじみ)
人間将棋(2019.4.20)
「三月のライオン」のファンである私は、論理的必然に、天童市で開催される人間将棋に行ってきた。
人間将棋とは、人間が将棋の駒になって動く将棋のことである。
……え? それじゃ混乱しないかって?
いやいや、もちろん、将棋を指す人がいて、その人の指示に従って動くんだけど……
あ、でも、その指示する人が駒になるわけじゃなくて……
…………。
これである。
これは午前中に行われた子供将棋の方。
両端にある石垣みたいなの(テニスの審判が座りそうなの)に、将棋を指す人が乗って、上から指示を出す。
今年は、4月20日(土)、21日(日)に行われた。
写真を見てもらっても分かる通り、とにかく桜がすごい。
桜+時代物っぽさ+将棋、という最強イベントなのだ。
午前中はニャー音頭(三月のライオンに出てくる)が演奏されたり、子供将棋がされたり。
そして、午後のメインイベントが、棋士によって行われる人間将棋である。
私は1日目に行ってきた。
その前に
実は、今回の旅の目的は人間将棋だけではなかった。
鈴立山若松寺に行きたかったのだ。縁結びで有名なお寺である。
鈴立山若松寺〜登りは辛く苦しい、下りは超快適〜(2019.4.20) - みちのく温泉ひとりで行ってみた
↑ほとんど車で行くことしか想定されていない場所に自転車で行ってみたブログ。
しだれ桜
鈴立山から街中に帰ってくると、午前11時。
人間将棋は「天童桜まつり」というイベントの一つである。街中で桜関連のイベントが行われている。
駅と「しだれ桜」と「人間将棋」とはシャトルバスで結ばれていて、本数も十分にあるので、これを活用するのがいいと思う。
私は今回、レンタサイクル勢だったので、とりあえずしだれ桜を見に行ってみることにした。
夜はライトアップされるらしい。
川沿いにずらりと並んだしだれ桜。満開。
花より団子。
しだれ桜の近くの広場に屋台が出ていた。
人間将棋
いよいよ、人間将棋へ。
自転車を停める場所があるか分からないので、とりあえずしだれ桜の横の市役所駐輪場に自転車を置く。なお、しだれ桜付近に臨時駐車場ができていた。
しだれ桜から人間将棋会場までは徒歩20分程度。
時間的には全然歩けるが、途中、結構な上り坂である。またか!
シャトルバスにしとけばよかった……
道中からして桜がものすごい。
会場も、
こんなんだし、なんなら座席の後ろも、
こんなんである。
だんだん、桜がゲシュタルト崩壊してくる。そのくらい桜がものすごい。
花より団子。
会場には、少しだが屋台が出ている。食事やおやつ、天童の特産品(将棋の駒やワイン)が売られていて、飽きない。
ちなみに、人間将棋、かなり人出があるイベントである。
将棋好きな人も、桜好きな人も、三月のライオン好きな人も集まるから、そりゃそうだ。
それでも、会場が人で溢れかえっているという感じは全くしなかった。人が多い分、会場も広い。座る場所もたくさんある。
一回座ったらトイレにも立てないとかいう心配は無用。
ただ、この日は天気が良すぎて……とにかく焼かれていた。ここで帽子を売ったら一財産築けそうである。
天気が良い日に人間将棋に行く場合、帽子を持っていくことを強くオススメする。
こんなパネルも。
私は将棋についてあまり詳しくないが、
・大盤解説
・甲冑の人のショートコント
・棋士の一言
など、観客を飽きさせない工夫がされていて、しかもそれがなかなか成功している。
特に、「棋士の一言」。
人間将棋のルールとして、棋士は「3四歩」など駒を動かす際に、一言を付けなければならない。
私が見た中だと、
「お主とは前も居飛車(だったかどうか、戦法は忘れました)で戦ったのう」
「読んでおったぞ!」
とか。
この「一言」が面白い……というか、慣れてない感じが可愛かった。
というわけで、1日楽しめるイベントでした。
↑将棋推しが半端ない、天童市。
[[[名湯]]]高湯温泉(2019.4.13)
高湯温泉が名湯らしいと聞いて。
調べてみると、福島駅からバスで40分ほど。
1日4便ほどのバスがあって、
9:25福島駅〜10:01高湯温泉
14:30高湯温泉〜15:03福島駅
というプランを立てた。
滞在時間4時間。いくつか日帰り湯を楽しめそう。
銀山温泉でもこのくらいの滞在時間だったし、行ける!
行ってみた
うまいこと写真がなくてアレなんだが、とにかく最後の15分ほど、山道!!!
山を登りながらターン、ターン、またターン。
運転手さんも相当ゆっくり運転している。
私はちょうどタイヤの真上の席に座っていて目線が高かった。
ふと窓の外を見ると、ガードレールすれすれ、下は崖!
なんとか到着。硫黄のにおいがすごい。
ていうか雪積もってる……ちょっとびっくりした。この前の週も福島に行ったんだけど、その時は
これだったもので。
安達屋
高湯温泉のバス停は3つあって、「玉子湯前」「安達屋旅館前」「花月ハイランドホテル前」。真ん中で降りて、まずは安達屋旅館へ。
駐車場には結構車が停まっていた。
750円を支払って、中へ。
「1時間のご利用でお願いします」と釘を刺される。ホームページで見て知ってたけど。
同時に入場した日帰り客のおばちゃんと一緒にお風呂へ。
安達屋は露天風呂が有名らしいが、混浴なので女性用露天で我慢。
こちらも十分気持ちいい。この日は天気が良すぎて直射日光に晒されるのがアレだったが。
入っていると、壁際にチョロチョロ動くものが。
トカゲ!
しばらく見ていると、石の隙間を行ったり来たり。
飛んできた羽虫を捕獲したところまで観察した。
脱衣所でおばちゃんと少し会話。同じく仙台から来て、これから花見山公園(上のピンクと黄色の花がすごい山の写真)に行くと言うので、「めっちゃ咲いてましたよ〜」と情報提供した。
(10:00~10:50)
玉子湯
さて、次。
安達屋の真向かいにある共同浴場「あったか湯」に行っても良かったが、時間がありそうなので、バス停1個分歩いて玉子湯へ。
毎度のことながら、誰もいない道路を10分ほど歩く。
玉子湯にて800円を払い、中へ。
ここで、「バスって何時でしたっけ」と聞くと、店員さん、ぎくっとした顔で、
「次は14時半しかないんですけど、ご利用は1時間でお願いします」
私もぎくっとして、
「わかりました」
と。
聞かなきゃ良かった……
玉子湯は、大きな大浴場の他に、中庭にお風呂が散在する。
写真みたいな小屋にそれぞれ小さな脱衣所(というか、簀の子と籠)があって、お風呂がある。露天風呂もいくつかあった。
景色もいいし、すごく良い湯。
誰もいないし。
男湯の方は話し声が結構聞こえていたので、お客さんいたっぽい。
なるべくゆっくり、すべてのお風呂に入る。
(11:05〜12:30)
しばらくお待ちください
さて……
バスまで2時間を残してしまった。
銀山温泉ではカフェに入ったりしたものの、高湯温泉にはそういった施設がゼロである。
温泉街というよりは、旅館がポツポツある感じ。旅館自体は繁盛してそうだし、共同浴場は人がいっぱいなんだけど……とにかく時間を潰す場所がない。コーヒーもない……
とりあえず、共同浴場「あったか湯」に戻り、正面のベンチに座る。
持ってきた本を読みつつ、持ってきた缶コーヒーを飲む。
駐車場の正面なんだけど、ひっきりなしに車が出入りしていて、本当に流行ってるなと思った。東北ナンバーが多かったけど、埼玉とか茨城もあった。
遠くから来るのもわかる、お湯の良さ。
ただ……来るならマイカーだな、と。それか泊まり。
日帰り×公共交通機関には向いてない。
途中から、同じようにバス待ちの老夫婦も座っていた。
(12:45〜14:30)
おまけ
若冲展へ。かなり混んでいた。
帰り、駅まで歩いてたら、偶然に発見したお店。甘食専門店らしい。
甘食といえば、私のイチオシ漫画&アニメ「日常」に出てくる「はかせ」の好物。
私は食べたことなかったので、買ってみた。
素朴な味で、美味しい。
↑福島交通飯坂線のかわいい看板。
電車の内外にもうさぎがいっぱいいて、かわいかった。
誰の役にも立たないが
今週のお題「新生活おすすめグッズ」
誰の役にも立たないと思われる物を。
これは、我が家のテレビ台である。
これは、我が家の飾り棚である。
これは、我が家のローテーブルである。
正気である。
圧倒的ダンボール生活……!
空になった引越しのダンボールを組み立てて、机や棚にする。
うちでは、これらの他に、お菓子置き場として頑張っているダンボールもいる。
少しでもいい感じにしたい
一応、ローテーブルなんかはデコっている。元は包装紙か何かだったものを再利用。
さらに、食事しやすいよう、ランチマットを追加。
もっとお手軽なのは、風呂敷。
最近流行っているけど使い道がイマイチない、風呂敷。
好きな柄の風呂敷をふわっとかけるだけで、あら不思議、なんだか素敵な感じに(2つ目の写真参照)。
「好きな柄」と言ったけれども、本当は柄は選んだ方がいい。
今の飾り棚は、ごちゃごちゃしてしまっていて、ちょっと微妙。この桜柄の風呂敷の前は紫色の柄控えめな風呂敷を使っていたんだけど、何を乗せても映えた。
おすすめ
というわけで、新生活を始める際には、ダンボールを有効活用していただきたい。
ただし、「落ち着いたらニトリ行くし、数週間だけ仮の置き場としてダンボールを使おう!」と考えているなら、やめておきなさい。
絶対買いに行かないから。私がそうだったから。間違いないから。
ダンボール生活は、心して始めるように。
↑シンガポールに怒られないか心配になった。