有福温泉・旅館ぬしや
1.有福温泉に行ってみました。お湯が非常に良いと聞きましたし、有名な「御前湯」に浸かってみたかったのです。
島根県の他の温泉地や観光地と比較した位置関係をざっくり表すと、
(西)有福温泉←石見銀山→出雲大社→松江城→さぎの湯荘・足立美術館(東)
といった感じです。有福温泉は、島根県の中でも西側にある温泉地なのです。
↑有名な御前湯の建物
2.交通アクセス
広島から浜田駅まで高速バスで約2時間半、浜田駅から有福温泉まで路線バスで約30分。
乗車時間もものすごく多いわけではないし、乗り換えも特に難しくもないけれども、バスの接続が悪く、浜田駅で1時間以上の待ち時間が発生しました(浜田駅周辺で時間を潰すのは難しい。)。私は、浜田駅から徒歩15分程度の回転寿司に行って軽く食事をしました(お寿司は美味しかった。)。
車で行くなら、広島市街地から有福温泉まで2時間半程度のようなので、車の方が何かと便利でしょう。
↑美味しかったお寿司
3.お宿の施設
今回宿泊したのは、旅館ぬしやさん。所謂ハイクラスなお宿ですが、平日は一人で宿泊できました。
↑ハイクラスな内観
(1)せっかくだから、もっと「良い部屋」にしようかと迷いましたが、結局、その時に選べた中では一番お安い「あせび」という19㎡のお部屋に泊まることに。
窓際のウッドカウンターからお庭が見えるお部屋でした。旅館から大浴場・貸切風呂に続く小道もばっちり見下ろせるのですが、逆に、その小道を通る中居さんとお客さんからも部屋の中が見えていたと思います(私は何度か中居さんと目が合ってきまずくなりました笑)。
お部屋は清潔で、アメニティもちゃんとありました。
↑お部屋の様子
↑アメニティなど
(2)コーヒー・アイスキャンディーを自由に飲み食いできるようになっています。さらに、夜食として、カップ麺を一人一個までいただけました。
コーヒー好きの私としては、コーヒーのサービスは非常に嬉しかったです。温泉旅館では、お部屋に急須とお茶っ葉はあっても、コーヒーがあるところは意外と少ないので。
↑ものすごくお世話になったコーヒーマシン
4.温泉
温泉は、評判通り、とても良かったです。若干ぬるっとしていて、アルカリを感じるお湯でした。
大浴場と貸切風呂があり、宿泊客は無料で貸切風呂を使えます。貸切風呂の利用には予約も不要で、空いていれば入れるスタイルでした。
大浴場には露天風呂があり、開放感抜群。
↑温泉に続く小道と貸切風呂
5.お料理
部屋食ではなく、お食事処でのお食事でしたが、テーブル毎に仕切りがあり、他のお客さんの目が気になるということは全くありませんでした。
中居さんもお酒やわさびのお話などをしてくださり、暖かい気持ちでお食事できました。
↑お夕食。わさびを自分で擦って食べられる。
6.総合
有福温泉は、周囲に観光するようなところもほぼないので、基本的には、お宿でゆったりする旅に向いていると思います。
そうすると、当然ですが、お部屋にはこだわった方が満足感は高いかなという感じ。ハイクラスなお宿なので、予算の関係が厳しいですが、どうせならもう少し「良いお部屋」に泊まってもよかったなあ・・・
さぎの湯荘・期待を裏切らないハイクラス宿
""良い温泉宿""を求めて島根県安来市・足立美術館のすぐ横にあるさぎの湯荘さんへ。
ホスピタリティあふれるお宿の方と素晴らしい温泉に感動。
泊まった翌朝はまだ人の少ない足立美術館のお庭を堪能するのがおすすめ。
1.アクセス ★★★☆☆
松江から、米子方面に行く電車(出雲方面とは反対方向)に乗って、安来駅まで30分弱(特急に乗れば15分程度。特急料金がかかるのでご注意。)。安来駅から足立美術館に向かうシャトルバスに乗車して20分。シャトルバスは、今のところ、16時30分までは、だいたい30分おきに運行している。
2.お部屋 ★★★★☆
泊まったのは、「なごみの郷」2階の「苔清水」というお部屋。10畳の和室にツインベッドがあり、続き間にダイニング(テーブルと椅子)もある広いお部屋。
窓からは山と田んぼが見えて気持ちいいし、近くにツバメの巣があったようで、ツバメがそこら中を飛び回っている。雛たちが飛ぶ練習してるのかなあ。夕方には、山の方へ飛んでいく鷺もいた。
冷蔵庫にはミネラルウォーター。あとはお茶も自分で淹れられるようになっていた。夕食前に飲んでいたら、夕食中に急須を変えておいてくれた。夕食前に用意されていたのは、お茶のティーバッグだったが、夕食後には急須の中にお茶の葉が。お茶菓子は、山陰銘菓のどじょう掬いまんじゅう。
建物は中庭をぐるりと取り囲むようになっていて、いたるところにラウンジもあり、探検しがいのある作りである。卓球場もあり、私が近くを通るときは常に誰かが使用している状態だった。自販機コーナーにはお酒(プレモルやチューハイ)やアイスクリーム(大山のものらしい。白バラコーヒーのアイスもあった。)まで用意されていて、あなり品ぞろえがいいなあという印象。
3.食事 ★★★★☆
2名以下はお部屋食と書いてあったが、今回は別の個室(本館の客室)を用意していただいた。量は多かったけどなんとか完食! ししとうの中にエビのはんぺん的なものを詰めて揚げたものが非常においしかった。
一人旅だと食事中にテレビを見てもいいのだ。
↑お酒もたくさんある。私はジンジャーエール。
4.温泉 ★★★☆☆
男女別の大浴場(内湯と露天)に加えて貸切風呂が2つ(内湯と半露天が1つずつ)あり、貸切風呂は、15時から22時までの時間については、チェックイン時に1組1時間ずつ予約できる(22時以降は、空いていればいつでも使える。)。やはり半露天の方が人気で、私は16時頃チェックインしたのだが、1枠しか空きがなかった。ここで予約できなくても、21時以降は空いていれば自由に使えるので大丈夫。
一番気に入ったのは、半露天の貸切風呂。小さいがお庭もあって、ゆったりくつろげる。大浴場の露天風呂も、山が見えて良かった。
5.旅の組みやすさ ★★★★★
さぎの湯荘から徒歩1分の場所には、足立美術館がある。入館料はお高め(令和3年当時2300円)だが、有名なお庭があり、しかも、「生の衝立」「生の掛け軸」など、様々な見せ方をしてくれる。
さぎの湯荘の最寄りである安来駅から松江駅までは電車で30分弱なので、松江観光(松江城、お堀巡り、小泉八雲記念館など、観光できるところがたくさん。)もできるし、安来駅から出雲市駅までは電車で45分程度なので、島根県が誇る出雲大社も組み込める。
↑チェックアウト時にラウンジでコーヒーをいただいた。
圧巻露天風呂のお宿「奥道後 壱湯の守」
露天風呂を求めて、道後の奥座敷へ。
「良い温泉」に浸かりたくて、「温泉ソムリエ・中野一行 厳選 中国・四国かけ流し温泉ガイド&メモ」という本から、奥道後 壱湯の守へ。
- 1.アクセス ★★★★☆
- 松山市まで出たら、あとは路面電車で30分程度。道後温泉駅から送迎もあり(10分)。
- 2.お部屋 ★★★☆☆
- 古いが広さは十分。窓際の一人掛けソファは快適。
- 3.温泉 ★★★★★
- 露天風呂は圧巻! 多彩な湯で時間が溶ける!
- 4.お料理 ★★★★☆
- 懐石料理は量も◎、バイキングは楽しい。
- 5.旅の組みやすさ ★★★★★
- 道後温泉の商店街を歩くのも楽しいし、道後温泉本館などの外湯巡りをしてもいい。松山市内を散策こともできる。
- 6.まとめ
- 誰でも一泊二日の旅程が組める道後温泉。温泉にこだわるなら奥道後 壱湯の守をおすすめします。
1.アクセス ★★★★☆
松山市まで出たら、あとは路面電車で30分程度。道後温泉駅から送迎もあり(10分)。
私は広島港からスーパージェットで松山観光港まで。
松山観光港からはリムジンバスを使えば、松山市駅にも行けるし、道後温泉駅にも直接行ける。
↑道後温泉駅の駅舎。私が観光客オーラを振り撒きながら写真撮影をしていると、通りがかりのおばちゃんが、駅舎の上の方だけを撮るのがいいと教えてくれた。どちらが好み?
本日のお宿は、事前に予約すれば道後温泉駅まで送迎してくれる。現時点では、15時から18時までの間、30分おきに送迎バスが来てくれるそう。 送迎バスに乗って、10分程度でお宿に到着する。
※なお、お宿のは山の中にあるため、近くにコンビニ等はない。
2.お部屋 ★★★☆☆
古いが広さは十分。窓際の一人掛けソファは快適。
フロントでチェックイン。
フロント横には色浴衣が並んだ棚が(有料の貸出サービスあり。)。また、美容機器(ナノケア、マッサージャー等。最先端ではない模様。)、ゲーム(将棋盤等。)も貸し出してもらえた。
今回のお部屋はツインルーム。窓が広く、外は一面の緑が美しい。
↑窓の外が緑。
建物は古く、お部屋もなんとなく古さを感じるが、清潔で、広さも十分。
ツインベッドに、物書き机、3人掛けソファ、1人掛けソファ 。座る場所が多彩!
ただし、ちょっと暗いように感じた。ベッドサイドのランプも点けるとまあまあ。
冷蔵庫は空。湯沸かし器とインスタントのお茶、種ぬき梅が置いてあった。
とりあえず、お茶を淹れて、お宿に来るまでに買っておいた桃大福をいただく。3人掛けソファは座り心地がイマイチだったが、1人掛けソファは快適。窓際に設置してあるので眺めも良い。
3.温泉 ★★★★★
露天風呂は圧巻! 多彩な湯で時間が溶ける!
夕食前に、楽しみにしていたお風呂へ。
公式ホームページによれば、「男女各7種からなる浴槽の敷地面積約千畳(約1,508㎡)の大露天風呂。」とのことだが、期待どおりでした。
本日の天気は生憎の雨だが、ほとんどの浴槽(浴槽同士を繋ぐ通路も含む。)に屋根が付いているので、特に問題なし。ただ、いくつかの浴槽は、屋根が覆いきれない部分があり、そこに雨水が降り注ぐため、お湯が温くなってしまっていたと思う。
複数の浴槽は、いろいろな趣向が凝らされている。
通常の浴槽(広い!)、微発泡でお肌がツルツルになる浴槽、寝ながら背中や腰に泡を当てることができる浴槽(これが5人分くらい並んでいるのがすごい)など。狭いがサウナもある。
私は景色を見ながら温泉に浸かるのが好きなので、景色がよく見える浴槽に長く浸かっていた。山の中にあるので、一面の緑。本日は悪天候もあり、雲がかなり近く、緑の山に薄雲がかかる様はいつまでも見ていられた。
あと、サウナにも入ってみた。5分計があるので、5分サウナ→10分程度温泉を数回繰り返すと汗だくに。
私は夕食後に髪を洗って化粧を落とす派だが、本日のお宿には、露天風呂にも内湯にもシャワーが十分な数設置されていた。ゆっくり体を洗うなら内湯の方がいいかもしれない。内湯も広い浴槽があって、気持ちよかった。
かすかに硫黄のにおいがした気がするのだが、もしかしてシャワーも温泉?
4.お料理 ★★★★☆
懐石料理は量も◎、バイキングは楽しい。
本日のお宿はバイキングが有名だったようだが、本日は、宿泊客の人数の関係で懐石料理に変更とのこと(ちゃんと事前に変更の連絡をいただきました。もちろんキャンセル料がかからない時期のお知らせで、親切だったと思います。)。
↑いよかんを練り込んだうどん。冷たくておいしい。
↑本日のメイン。日本酒を頼んでしまった。
↑鯛の釜飯。
朝はバイキング。夜の懐石料理でかなりお腹が満たされている感じがしたが、朝食会場へ行くと食べられる不思議。
好みの具材を選んで目の前でオムレツを作ってくれた。
ご当地グルメの鯛関係の料理も豊富で、人気があるのも納得。もう少しお腹に余裕があればいろいろ食べられたが・・・無理はするまい。そう、大人だからね。
5.旅の組みやすさ ★★★★★
道後温泉の商店街を歩くのも楽しいし、道後温泉本館などの外湯巡りをしてもいい。松山市内を散策こともできる。
本日のお宿以外の道後温泉のお宿全般に共通するであろうが、旅の組みやすさは全国の温泉地で見てもピカイチじゃないだろうか。
道後温泉だけで言っても、道後温泉本館や飛鳥乃温泉などの外湯を巡り、商店街をそぞろ歩けば十分に一泊二日の旅程として成立する。
本日は外湯は組み込んでいないが、商店街を少しだけ歩いた。お洒落な店内に今治タオルがずらりと並ぶ「伊織」(全国に店舗がある。)で自分へのお土産にウォッシュタオルとハンドクリームを買い、「一六本舗」でバラ売りされていた一六タルトを買った(一六本舗の一六タルトは松山観光港の売店にも取り揃えられていた。)。
道後温泉から路面電車で30分の松山市街地では、坂の上の雲ミュージアム、萬翠荘(重要文化財。洋風建築。)、松山城が至近距離にギュッとひしめいている。鯛めしやみかん関連のお店もたくさんあり、食べ歩きもできそうだった。
↑坂の上の雲ミュージアム。安藤忠雄さんが建築された建物。中には正岡子規さんがいらっしゃった。旅の道連れがいなかったため、写真撮影できず。
↑このような静かな道を通り抜けると、萬翠荘が現れる。
↑お洒落なカフェと猫さん。撫で回していると「なんやねん」と言いたげな顔をされた。
「かどや」で鯛めしをいただき、「しらさぎ舎」で桃大福を購入。
↑南予の鯛めし。その昔、海賊が船の上で食べたのが始まりだそう。お出汁を染み込ませた鯛を乗せて、お出汁もどばっとかけていただく。
他にも、「10ファクトリー」(お洒落な空間でみかんジュースやジェラートを販売している。私は、お酢を買おうかどうかかなり悩みました。)など観光客向けのお店がたくさんあった。
また、大きな書店もあり(「明屋書店」)、移動中やお宿で読む本も買えた。
↑坂の上の雲ミュージアムに行く途中に、こんなものを発見。左側のアレにお尻をくっつければ、狸に化けられるというもの。旅の道連れさえいれば写真が撮れたが・・・
6.まとめ
誰でも一泊二日の旅程が組める道後温泉。温泉にこだわるなら奥道後 壱湯の守をおすすめします。
向こう岸の岩国
「山口県」岩国といえば、橋(山口県で「岩国って広島だっけ?」は禁忌。)。
サクッと行けそうだったので、行ってみた。
高速バスの窓からすでに橋が見える!
錦帯橋を渡るためにはチケットの購入が必要。
バス停から錦帯橋はすぐの場所にあって、錦帯橋を渡った先は観光できそうな場所がいろいろある。
かの有名な5連アーチの上を渡ることができる。
傾斜がキツいところは階段になっているので、橋の上で写真を撮りながら歩いていると転びます(確信)。
向こう岸に渡って、河原に降りてみた。橋を下から見上げることができる。
すごい作りだなあ……よく分からないけど……
と思っていたら、帰りがけに、バス停の近くで解説を発見。
この写真を参照しながらもう一度橋を見てみたけど、よく分からなかった。次は双眼鏡持ってこよう。
向こう岸には、いろんな味を売ってるソフトクリーム屋さんが複数!
観光案内にも載ってた佐々木小次郎商店で山口レアチーズソフトをいただいた。
「山口」要素は、はっさく!
向こう岸の公園には噴水が。錦帯橋の5連アーチを模したものらしい。
これが、◯時ちょうどとかではなくて、常に噴き上げているのがすごい!
菖蒲園もあった。無料!
錦帯橋を渡るのにチケットが必要なので、向こう岸とバス停側を行ったり来たりすることはできない。向こう岸を思う存分堪能しきって帰宅すべし。
他にも、向こう岸では、ロープウェイでお城まで登ることもできるし、白蛇に会うこともできるし、博物館の類もあるので、半日くらいは向こう岸を楽しめそうでした!
夏の鳥取砂丘
そうだ、鳥取に行こう。
と思い立って、行くことにした。
①鳥取砂丘
広島→鳥取は、新幹線からスーパーはくとを乗り継いで行った。特急に1時間以上乗る場合は指定席の法則に従って、ガラガラの車両に悠々と乗り込む。
しかし山陰は遠いなあ……と思っているうちに鳥取駅へ。駅からはバスで15分程度。
ここで難しいのが、どのバス停で降りるかという問題。
砂丘付近のバス停には、鳥取砂丘(砂丘会館)、砂の美術館、砂丘センター展望台の3つがある。私は砂丘センター展望台で降りてみた。
砂丘センター展望台は、展望台という名前からも分かるように、少し高い場所にあって、砂丘までリフトに乗ることができる。お土産屋さんやレストランもある。
↓展望台から見た砂丘、リフト
リフトを降りるとそこは砂丘!
夏の砂丘暑すぎ問題。
一応、義務感があったので、砂丘の一番上まで登って、海を見下ろしてみた。暑いし、足元が覚束ないし、なかなか大変であった。
登ってみると海がかなり近くて、なんでこんなところに砂丘ができたんだろう……としみじみ思った。
ただ、なにしろ暑いので早々に撤退して、砂丘会館へ。こちらは砂丘の隣にある建物で、砂丘ができる仕組みや砂丘に生きる生き物が紹介されている。さっきの疑問がちゃんと解消された。砂丘会館、なかなかやりおる。
次に、砂の美術館へ。こちらは、世界のアーティストが作成した、砂の像が見られる。砂丘会館から歩いてすぐ。
↓巨大な像に圧倒される。
そして、お腹が空いたのと、バスまで時間があったので、砂丘センター展望台へ戻ることに。上り道を20分ほど歩く。暑すぎる、つらい……
ここで最初に戻るが、鳥取砂丘のどのバス停で下車すべきか、ひいてはどういう順番でこれらのマストな建物を回るべきか。
私は砂丘→砂の美術館という頭でいたが、実際には、
砂の美術館で下車(砂の像に圧倒される)→徒歩で砂丘会館(砂丘の成り立ち等を学習)→徒歩で砂丘(先ほど学習した砂丘の成り立ち等に想いを馳せる)→リフトで砂丘センター展望台(お土産、腹ごしらえ)
というルートが最強なのではないか。
②白壁土蔵群
宿は三朝温泉なので、鳥取から倉吉へ移動。時間に余裕があったので、倉吉駅からバスに乗って白壁土蔵群へ。
名前の通り、白い壁の蔵が並んでいる。
雰囲気のある空間。
ただ、ここで時間を潰すのはかなり難しいという印象……
水路の鴨を眺めている時間が一番長かった気がする。
③三朝温泉
今回の旅のメイン、三朝温泉。
桶屋旅館に宿泊。
足元湧出のお風呂があるとのことで選択。
「暑いけど入れますからね」と女将さんに言われてびくびくしていたが、掛け湯をしっかりして、ちゃんと浸かることができた。
とろとろのお湯に包まれ、極楽……
④境港
翌日は境港へ。米子駅で乗り換えなのだが、すでに妖怪感。
米子から境港までの一つ一つの駅に、妖怪の名前が割り当てられていて、車内アナウンスも目玉親父の声。
↓境港駅は、鬼太郎駅。車内も妖怪推しで、座席にこんなフォトスポットがある準備の良さ。
とにかくあらゆるところに妖怪が。
水木しげるロードの周りはお店も豊富だし、妖怪の像がたくさんあったりして、歩くだけでも楽しめた。
↓帰りの電車で食べたパン
一泊2日の鳥取旅行はこれにて。
田んぼアートin田舎館村〜時刻表は旅のバイブル〜 (2019.8.9)
田舎館の田んぼアートはすごいらしい。
いきなりネタバレみたいだが、これは過去の田んぼアートの写真だ。
このクオリティ凄くない?
これは実際に見に行くしかない。
事前準備
田舎館村の田んぼアートは、弘南鉄道の田んぼアート駅が便利だ。
仙台→新青森(新幹線2時間半)→弘前(電車で40分)→田んぼアート(電車で25分)、という行き方。
田んぼアートは第1会場と第2会場の2つがある。
第2会場は田んぼアート駅の目の前だが、第1会場はそこから約3キロ。
………………3キロ?
会場同士を結ぶシャトルバスはあるが、本数が少ない。少ないだけならまだしも、田んぼアート鑑賞時間とどう考えても接続しない……
※行ってみた感じ、田んぼアート鑑賞は30分もあれば十分である。
検討の結果、
弘前→(弘南鉄道)→田んぼアート→第2会場→(シャトルバス)→第1会場→(弘南バス)→弘前
だと時間的にちょうどいいことが判明。
鉄道もバスもかなり本数が少ないので、上手に組み合わせよう。
そして、田んぼアートを見に行くならこれが絶対お得!
津軽フリーパス!
2060円で2日間、津軽地方の鉄道・バスが大体何でも乗り放題。間違いなくお得なので、新青森駅で買おう。
行ってみた
アップルパイ in 弘前
弘前で1時間弱の時間が発生!!
こういう時は、弘前で有名なアップルパイを食べるのがオススメ。
こんな冊子が駅ナカの観光案内所で配られているほど、弘前はアップルパイ推しである。
ちなみに私のお気に入りは、駅から徒歩すぐの場所にある、アートホテル弘前シティ1階、ティーラウンジ「オークレール」のアップルパイだ。サクサク生地にリンゴ(リンゴを煮詰めた物ではなくて、リンゴ)が半分、ドンっと乗っている。店内で食べればバニラアイスも乗っている。最高!
田んぼアート in 田舎館村
ちなみに、田んぼアート駅は田んぼアートの時期のみ電車が停まる、まさに田んぼアートのための田んぼアート駅である。
10:23 田んぼアート駅到着。目の前に第2会場の観覧場所がある。300円を払って中へ。
おおー、すごい。
こちらは石のアート。石で濃淡をつけている。
10:41 第2会場からシャトルバスに乗り込む。
10:52 第1会場到着。300円を払って中へ。
すごい!!!!
これは感動。第2会場も楽しかったけど、やっぱり第1会場がメインなのかな。
↓会場には過去の田んぼアートや田んぼアートの作り方を展示した部屋もあって、見応え十分。
↑これは田んぼアートを地上から撮ったもの。こんなふうに色のついた稲を使って表現してるんですよ。
11:22 畑中バス停から路線バス。畑中バス停は、第1会場から徒歩10分ほどの場所にある。
11:49 弘前着。
我ながら、電車とバスを上手く使えていて、良い行程でした。今後、シャトルバスや電車の時刻が変わることもあると思うので、自己責任で調べて行ってください!
弘前駅になんかいた。
緑の奥入瀬渓流、酸ヶ湯温泉 〜ベテランの言うことは聞いておけ〜(2019.6.1〜2)
奥入瀬渓流とは、青森県の十和田湖から流れ出す渓流のことである。その真横に約14キロのトレッキングロードが整備され、圧倒的自然の中を歩くことができる。
一言で言うと、これ。↓
仙台からだと、八戸まで新幹線で行けば、そこからJRバスが出ている。十和田湖、焼山など観光ポイントはもちろん、子ノ口、雲井の流れ、石ヶ戸など、奥入瀬渓流トレッキングロードにも点々とバス停がある。バスと上手く組み合わせれば、14キロを全部歩かなくても大丈夫。
そして、焼山や十和田湖にはホテルもいくつかあるし、何より、酸ヶ湯温泉や蔦温泉など、超有名温泉が近い(これらの温泉もJRバスで行ける)。
JR東日本のパックだと許せる値段に収まったので、酸ヶ湯温泉に宿泊。
行ってみた
八戸駅からJRバス。二日間乗り放題5000円。
今回どうしても組み込めなかった十和田現代美術館。でもバスの中から……
見えた!!
てっきり、美術館の中庭みたいなとこにあるんだろうと思ってたけど、本当に外にあった!
十和田湖で下車。ここからてくてく歩いて(数分)、
十和田神社。雰囲気がある。
私は遊覧船は乗らない派だが、十和田湖では子ノ口〜休屋で遊覧船が出ているので、乗ってもいいかも。
奥入瀬渓流
そして、いよいよ奥入瀬渓流へ。
1日目は子ノ口から石ヶ戸まで歩き、石ヶ戸のバス停から焼山までバス。焼山の奥入瀬渓流館でお土産を見て、焼山のバス停から酸ヶ湯温泉までバス。という予定。
子ノ口から、この看板を目印に奥入瀬渓流へ。
入ったとたん、
これ。
めっちゃ澄んでる。
川が近い。波の音しか聞こえない。
私が入ったのは午後2時近く。人もそこまで多くなく、快適な散歩。
トレッキングロードはこんな感じ↓
整備されていて歩きやすい。
子ノ口で奥入瀬渓流マップをもらっておくのがオススメ。歩く距離と時間とバスの時間を擦り合わせるのは必須である。
ところどころ滝があるので、それを目安にすると良い。
焼山には奥入瀬渓流館など、お土産を買ったりごはんを食べたりする場所が集まっている。
ただ、閉館は16:30と早いので注意。(私は知らずにちょっと時間過ぎてからお会計してしまった……笑顔で対応してくれたけど……)
奥入瀬渓流の水で淹れた珈琲をいただく。美味しい。歩き疲れた身体に沁みる。
酸ヶ湯温泉
バスで酸ヶ湯温泉へ。
一人には十分な広さ。
これが、かの有名な千人風呂。
いつもは混浴だが、夜と朝に1時間ずつ女性専用時間がある。
夕食。豪勢!
奥入瀬渓流その2
翌日、再び奥入瀬渓流へ。
昨日は子ノ口から石ヶ戸までしか歩いていないので、残りを歩いて奥入瀬渓流トレッキングロードを制覇したかった。
石ヶ戸〜焼山では帰りの時間まで余るので、雲井の滝から焼山まで歩くことに。
酸ヶ湯温泉の前からバスに乗り、雲井の滝へ。
途中、焼山バス停で、お客さん(いかにもトレッキングに来ました! という格好)の一人が運転手に「焼山からトレッキングロードって始まってるの?」と質問。これに対して運転手のおっちゃん、「あー、でも観光ならみんな石ヶ戸から子ノ口まで歩いてるよ。石ヶ戸からこっち(=焼山)はあんましねえ」と。
お客さんは、ふーんそうですか、と席に戻る。
えっ! 焼山からトレッキングロードあるんじゃん!?
確かに観光客は子ノ口から石ヶ戸までが普通なのかもしれないけど、あのお客さんに石ヶ戸からこっち(=焼山)も道があるって言わないのはどうなん!?
……などと思っていた。このときは。
なにはともあれ、滝。
奥入瀬渓流には滝がたくさんあるけど、雲井の滝はすごい。トレッキングロードではなく車道を挟んだ向かい側にあるので、トレッキングロードを歩いていると見逃してしまうかもしれない。注意。
そして……
石ヶ戸からこっち(=焼山)、マジで何もない……
石ヶ戸からあっち(=子ノ口)が川を間近に見ながら整備された道を歩けるのに対して、こっち側は、道はあるけど川が遠く、ていうか植物が生い茂りすぎて見えない!
めちゃめちゃ伸びてきてる草をかき分けながら進む感じ。
運転手さん正しかった! 心の中で文句言ってごめんなさい。あのお客さんも石ヶ戸からあっち(=子ノ口)を楽しめて良かったと心から思います。
俗世に戻れないかと思った……
戻れたけれども。
こちらは奥入瀬渓流館のすぐ横にある、湧水館。
2階がカフェになっていて、軽食やデザートが食べられる。私はカレーで体力回復。
体力……回復……っ!
(奥入瀬渓流館にてソフトクリームまで食べてしまった)
ちなみに、奥入瀬渓流館では十和田湖グッズも売っている。ユルい熊がかわいかった。
まとめ
奥入瀬渓流、素晴らしい。
裏磐梯(五色沼)や白神山地(十二湖)、三陸海岸(蕪島から種差海岸)とかも歩いたが、奥入瀬渓流は超えないと思った。
川を真横に感じながら、適度に整備された道を適度な距離歩ける。温泉もある。お土産も可愛い。
……ベテランさんの言うことは聞こうね。