物語の地、遠野(2019.5.12)
「夏の大関」夏油温泉に泊まることを決めたからには、組み合わせる場所を選ばなくてはならない。
※元湯夏油に泊まった話は以下のページにて。
元湯夏油(2019.5.11) - みちのく温泉ひとりで行ってみた
もう一度花巻に行って、前回行けなかった宮沢賢治記念館とかポランの広場とかを見てもよかったのだが、私は遠野をチョイスした。
遠野といえば、遠野物語のような、民話や伝説で有名な場所。
「カッパ淵」とかいう謎の場所が観光地化されているあたり、大したこともなさそうだけど、一応見ておくか……
という気持ちで行って、その期待(?)は大きく裏切られることになる。
行ってみた
夏油温泉の送迎バスで北上駅まで送ってもらい、新花巻行きの新幹線にギリギリ滑り込んで、タイムロスほぼなく遠野へ。
ちなみに、どのくらいギリギリだったかというと、北上駅で駅員さんに「○○分の新幹線で新花巻まで行きたいんですけど!」と言って、「えっ、それは時間ないから、もう入っちゃって」と入場証明券なるものを手渡されるくらいであった。
そして、新花巻で降りて、「遠野まで行くんです」と言うと、ここでも「えっ、それは時間ないから、遠野で……」と言いかけて、「あ、やっぱダメだ」と駅員さん自ら券売機を操作して切符を作ってくれた。
ご迷惑おかけしました……
そういえば、ネットでどんなに調べてもよく分からなかったのだけど、北上〜新花巻みたいに1駅だけ新幹線乗るときって、たぶん通常料金より安く乗れてるよね?
仕組みも買い方も分からない……
そんなこんなでバタバタしつつも、到着!
釜石線の可愛い看板。
駅の目の前の観光案内所に入り、とりあえずレンタサイクルを借りる。
まずは、15分ほど走って、遠野郷八幡宮へ。
なんかいる!
静かで、雰囲気のある神社でした。
そして、今度は駅を挟んで反対方向にある、「卯子酉」様へ。
自転車で30分ほど。
ガイドブックとかによく載ってる写真。
この赤い布に名前を書いて木にくくりつけると、良縁に恵まれるとか。
左手だけで結ぶとより良いらしいと聞き、頑張って左手だけで結んできた。
木に赤い布がたくさんぶら下がってる様子はちょっと怖い。
一人だけだったし、本当に不気味だったので、数分で退散。
続いて、遠野市立博物館へ。
図書館の3階に入っている。
入館料が300円だったのであまり期待していなかったのだが、これが結構良かった。
最初の部屋が、上の写真。
壁には遠野に関係するキーワードがずらりと並び、真ん中の遠野市の形をした模型は、ボタンを押すと民話が流れる。
私が見てきた遠野の雰囲気にすごくマッチしていて、面白かった。
そして、すぐ近くの遠野物語の館では、実際に語り部さんが語ってくれる民話を聞いた。
方言がなかなかきつくて、理解できない部分もあったけど、雰囲気はつかめた。
語り部の実演以外の展示も、「手をかざすと○○する」みたいな仕掛けが多くて楽しめた。
遠野、思ったよりずっと楽しめた。
遠野市立博物館と物語の館は、もっとじっくり展示を見たかったなあ。もう一回行くしかないか……
そして、最後は、
SL銀河!!
乗ったった!
内装はこんな感じ。レトロ可愛い。
プラネタリウムもあって、こちらは整理券をもらって時間になったら入るスタイル。
10分程度だったけど、結構本格的だった。
売店コーナーもあって、龍泉洞のコーヒーとか、SL銀河のグッズとか売ってた。
こういうのを見てたら、遠野から新花巻まではあっという間でした。
観光案内所で売ってた「明がらす」なるお菓子。
いろんな会社で作っているらしく、食べ比べできた。美味しい!