みちのく温泉ひとりで行ってみた

九州から仙台に出てきたおばさんが東北をひとり旅するブログだったのが、仙台から広島に引っ越したおばさんが中国四国地方を旅するブログに転身した

人間将棋(2019.4.20)

「三月のライオン」のファンである私は、論理的必然に、天童市で開催される人間将棋に行ってきた。

人間将棋とは、人間が将棋の駒になって動く将棋のことである。

……え? それじゃ混乱しないかって?

いやいや、もちろん、将棋を指す人がいて、その人の指示に従って動くんだけど……

あ、でも、その指示する人が駒になるわけじゃなくて……

…………。

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これである。

これは午前中に行われた子供将棋の方。

両端にある石垣みたいなの(テニスの審判が座りそうなの)に、将棋を指す人が乗って、上から指示を出す。
 

今年は、4月20日(土)、21日(日)に行われた。

写真を見てもらっても分かる通り、とにかく桜がすごい。

桜+時代物っぽさ+将棋、という最強イベントなのだ。

午前中はニャー音頭(三月のライオンに出てくる)が演奏されたり、子供将棋がされたり。

そして、午後のメインイベントが、棋士によって行われる人間将棋である。

1日目は女流棋士、2日目は男性の棋士が指す。

私は1日目に行ってきた。

その前に

実は、今回の旅の目的は人間将棋だけではなかった。

立山若松寺に行きたかったのだ。縁結びで有名なお寺である。

鈴立山若松寺〜登りは辛く苦しい、下りは超快適〜(2019.4.20) - みちのく温泉ひとりで行ってみた

↑ほとんど車で行くことしか想定されていない場所に自転車で行ってみたブログ。

 

しだれ桜

立山から街中に帰ってくると、午前11時。

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人間将棋は「天童桜まつり」というイベントの一つである。街中で桜関連のイベントが行われている。

駅と「しだれ桜」と「人間将棋」とはシャトルバスで結ばれていて、本数も十分にあるので、これを活用するのがいいと思う。

私は今回、レンタサイクル勢だったので、とりあえずしだれ桜を見に行ってみることにした。

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夜はライトアップされるらしい。

川沿いにずらりと並んだしだれ桜。満開。

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花より団子。

しだれ桜の近くの広場に屋台が出ていた。

人間将棋

いよいよ、人間将棋へ。

自転車を停める場所があるか分からないので、とりあえずしだれ桜の横の市役所駐輪場に自転車を置く。なお、しだれ桜付近に臨時駐車場ができていた。

しだれ桜から人間将棋会場までは徒歩20分程度。

時間的には全然歩けるが、途中、結構な上り坂である。またか!

シャトルバスにしとけばよかった……

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道中からして桜がものすごい。

会場も、

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こんなんだし、なんなら座席の後ろも、

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こんなんである。

だんだん、桜がゲシュタルト崩壊してくる。そのくらい桜がものすごい。

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花より団子。

会場には、少しだが屋台が出ている。食事やおやつ、天童の特産品(将棋の駒やワイン)が売られていて、飽きない。

ちなみに、人間将棋、かなり人出があるイベントである。

将棋好きな人も、桜好きな人も、三月のライオン好きな人も集まるから、そりゃそうだ。

それでも、会場が人で溢れかえっているという感じは全くしなかった。人が多い分、会場も広い。座る場所もたくさんある。

一回座ったらトイレにも立てないとかいう心配は無用。

ただ、この日は天気が良すぎて……とにかく焼かれていた。ここで帽子を売ったら一財産築けそうである。

天気が良い日に人間将棋に行く場合、帽子を持っていくことを強くオススメする。

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こんなパネルも。

私は将棋についてあまり詳しくないが、

大盤解説

・甲冑の人のショートコント

棋士の一言

など、観客を飽きさせない工夫がされていて、しかもそれがなかなか成功している。

特に、「棋士の一言」。

人間将棋のルールとして、棋士は「3四歩」など駒を動かす際に、一言を付けなければならない。

私が見た中だと、

「お主とは前も居飛車(だったかどうか、戦法は忘れました)で戦ったのう」

「読んでおったぞ!」

とか。

この「一言」が面白い……というか、慣れてない感じが可愛かった。

 

というわけで、1日楽しめるイベントでした。

 

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↑将棋推しが半端ない、天童市