みちのく温泉ひとりで行ってみた

九州から仙台に出てきたおばさんが東北をひとり旅するブログだったのが、仙台から広島に引っ越したおばさんが中国四国地方を旅するブログに転身した

緑の奥入瀬渓流、酸ヶ湯温泉 〜ベテランの言うことは聞いておけ〜(2019.6.1〜2)

奥入瀬渓流とは、青森県十和田湖から流れ出す渓流のことである。その真横に約14キロのトレッキングロードが整備され、圧倒的自然の中を歩くことができる。

一言で言うと、これ。↓

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仙台からだと、八戸まで新幹線で行けば、そこからJRバスが出ている。十和田湖、焼山など観光ポイントはもちろん、子ノ口、雲井の流れ、石ヶ戸など、奥入瀬渓流トレッキングロードにも点々とバス停がある。バスと上手く組み合わせれば、14キロを全部歩かなくても大丈夫。

そして、焼山や十和田湖にはホテルもいくつかあるし、何より、酸ヶ湯温泉蔦温泉など、超有名温泉が近い(これらの温泉もJRバスで行ける)。

JR東日本のパックだと許せる値段に収まったので、酸ヶ湯温泉に宿泊。

行ってみた

八戸駅からJRバス。二日間乗り放題5000円。

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今回どうしても組み込めなかった十和田現代美術館。でもバスの中から……


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見えた!!

てっきり、美術館の中庭みたいなとこにあるんだろうと思ってたけど、本当に外にあった!

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十和田湖で下車。ここからてくてく歩いて(数分)、
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十和田神社。雰囲気がある。

私は遊覧船は乗らない派だが、十和田湖では子ノ口〜休屋で遊覧船が出ているので、乗ってもいいかも。

奥入瀬渓流

そして、いよいよ奥入瀬渓流へ。

1日目は子ノ口から石ヶ戸まで歩き、石ヶ戸のバス停から焼山までバス。焼山の奥入瀬渓流館でお土産を見て、焼山のバス停から酸ヶ湯温泉までバス。という予定。

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子ノ口から、この看板を目印に奥入瀬渓流へ。

入ったとたん、
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これ。

めっちゃ澄んでる。
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川が近い。波の音しか聞こえない。
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私が入ったのは午後2時近く。人もそこまで多くなく、快適な散歩。

トレッキングロードはこんな感じ↓

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整備されていて歩きやすい。

子ノ口で奥入瀬渓流マップをもらっておくのがオススメ。歩く距離と時間とバスの時間を擦り合わせるのは必須である。

ところどころ滝があるので、それを目安にすると良い。

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焼山には奥入瀬渓流館など、お土産を買ったりごはんを食べたりする場所が集まっている。

ただ、閉館は16:30と早いので注意。(私は知らずにちょっと時間過ぎてからお会計してしまった……笑顔で対応してくれたけど……)

奥入瀬渓流の水で淹れた珈琲をいただく。美味しい。歩き疲れた身体に沁みる。

酸ヶ湯温泉

バスで酸ヶ湯温泉へ。


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一人には十分な広さ。

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これが、かの有名な千人風呂。

いつもは混浴だが、夜と朝に1時間ずつ女性専用時間がある。

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夕食。豪勢!

奥入瀬渓流その2

翌日、再び奥入瀬渓流へ。

昨日は子ノ口から石ヶ戸までしか歩いていないので、残りを歩いて奥入瀬渓流トレッキングロードを制覇したかった。

石ヶ戸〜焼山では帰りの時間まで余るので、雲井の滝から焼山まで歩くことに。

酸ヶ湯温泉の前からバスに乗り、雲井の滝へ。

途中、焼山バス停で、お客さん(いかにもトレッキングに来ました! という格好)の一人が運転手に「焼山からトレッキングロードって始まってるの?」と質問。これに対して運転手のおっちゃん、「あー、でも観光ならみんな石ヶ戸から子ノ口まで歩いてるよ。石ヶ戸からこっち(=焼山)はあんましねえ」と。

お客さんは、ふーんそうですか、と席に戻る。

 

えっ! 焼山からトレッキングロードあるんじゃん!?

確かに観光客は子ノ口から石ヶ戸までが普通なのかもしれないけど、あのお客さんに石ヶ戸からこっち(=焼山)も道があるって言わないのはどうなん!?

……などと思っていた。このときは。

 

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なにはともあれ、滝。

奥入瀬渓流には滝がたくさんあるけど、雲井の滝はすごい。トレッキングロードではなく車道を挟んだ向かい側にあるので、トレッキングロードを歩いていると見逃してしまうかもしれない。注意。

 

そして……

石ヶ戸からこっち(=焼山)、マジで何もない……

石ヶ戸からあっち(=子ノ口)が川を間近に見ながら整備された道を歩けるのに対して、こっち側は、道はあるけど川が遠く、ていうか植物が生い茂りすぎて見えない!

めちゃめちゃ伸びてきてる草をかき分けながら進む感じ。

運転手さん正しかった! 心の中で文句言ってごめんなさい。あのお客さんも石ヶ戸からあっち(=子ノ口)を楽しめて良かったと心から思います。

俗世に戻れないかと思った……

 


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戻れたけれども。

こちらは奥入瀬渓流館のすぐ横にある、湧水館。

2階がカフェになっていて、軽食やデザートが食べられる。私はカレーで体力回復。

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体力……回復……っ!

奥入瀬渓流館にてソフトクリームまで食べてしまった)

ちなみに、奥入瀬渓流館では十和田湖グッズも売っている。ユルい熊がかわいかった。

まとめ

奥入瀬渓流、素晴らしい。

裏磐梯五色沼)や白神山地(十二湖)、三陸海岸蕪島から種差海岸)とかも歩いたが、奥入瀬渓流は超えないと思った。

川を真横に感じながら、適度に整備された道を適度な距離歩ける。温泉もある。お土産も可愛い。

最高におすすめな奥入瀬渓流酸ヶ湯温泉でした。

……ベテランさんの言うことは聞こうね。

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