温泉しかない肘折温泉 #そこがいい(2019.2.23)
経緯
肘折温泉はすごく泉質が良い、と飲み屋のマスターに言われ、にわかに行きたくなってしまった。
しかし……仙台を午前7時に出て、肘折温泉に着くのは12時!?
いや、距離なんかに負けない……!
行ってみた
お馴染みになってきた新庄駅からバスが出ている。
ちなみに新庄駅でかなり時間があったので、駅に隣接する「ゆめりあ」という建物に入ってみた。
山形の自然や文化に関する展示がたくさんあって、時間はいくらでも潰せそうだった。
うさぎさんもいた。
バスはこんな感じ。(肘折温泉で撮った写真です)
乗車時間は55分。爆睡していて、気がつくと、
ものすごく良い景色だったんだけど、写真の技術がなかった……
赤い線がぐるぐるしているのは、「希望(のぞみ)大橋」という道路。
肘折いでゆ館
バスを降りると、そこは鄙びた温泉街。人っ子ひとりいない! すごい!
とりあえず、肘折いでゆ館に向かう。眺めの良い共同浴場らしい。
人がいなさすぎて不安になりつつ、しばらく歩いて到着。そこはかとない学校感。
ここで、湯めぐり券(1100円)を購入。以下の共同浴場・宿のうち3つに入ることができる。
一緒にもらった紙に、各施設の紹介が。これはネットには書いてなかったと思う。
大浴場は最上階。
先客は3人ほど。浴槽は広いので、十分ゆったりできる。
川を見下ろせる眺めも良い。
しかし……熱い! 確かに私は熱いお風呂が苦手だけれども……!
ということで、早々に退散。熱いお湯に強い人なら、もっとゆったりしてて気持ちいいと思う。
お昼は、柿崎もち屋で、あんかけもやしラーメン。
外国人の一人旅らしき女性がいた。日本人すらあまり来ないであろうこんな山奥に、外国から一人で、すごい。
カルデラ温泉館
突然ですが、肘折温泉の地図です。
この右の方にある、カルデラ温泉館が有名らしい。しかし、けっこう遠い……
と迷っていたが、結局、行くことに。
歩道がない。
人も車もいない。
こんな道を、15分ほど黙々と歩く。ごくたまーーーに車が来るので、その時は立ち止まってやり過ごす。(ひき逃げされたら確実に死ぬ)
この景色!
道中ずっと。
15分ほど歩いたが、全く苦にならない。
着いた。受付で湯めぐり券を出して、中へ。
ここは飲泉ができるところで、この水を持って帰るためのボトルも売られているので、これもゲット(100円)。
弱めの炭酸水で、美味しかった。本当は「空腹時に飲むのが基本です」とか注意が書いてあったのに、思いっきり満腹時に飲んでしまった。すみません。
大浴場は貸切状態。木造の温かみのある屋根。
何よりお湯の温度がちょうどいい。とろっとろ!
ずっとここにいたかったが、カルデラ館には露天風呂もあるので、そちらにぜひ入ってみたかったので移動。男女で使用時間が区切られているので注意。
大浴場から、一回服を着て、大きい荷物は脱衣所に置いたまま露天風呂へ。
露天風呂こちらって書いてあるドアを開けたらこの光景で、「……?」ってなった。
左に歩いていくと、ちゃんとありました。
屋根の下に、申し訳程度の脱衣籠と目隠し。
雪に囲まれた温泉はやっぱり良い。
かなり外を歩いたけど、寒いとは全然思わなかった。さすが温泉。
優心の宿 観月
最後は、温泉旅館のお風呂へ。露天風呂が付いているのと、バス停に近いのとでここを選びました。読み方はわかりません!(`・∀・´)
この時点で午後3時くらい。小学生が帰宅していた。一体どこに小学校があるんだろう。
ここのお風呂は5階にあって、露天風呂からは川が見下ろせた。良い眺め。
ただ、「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」とな。こちらから、橋を渡る人の背中が見えるということは……
いや、立って手すりに近づきでもしない限り問題ないけれどもね。
帰りのバスは午後4時なので、カネヤマ商店を覗いてバス停へ。
絵葉書を買いました。
夕方になると、温泉街を歩く人もけっこう増えていた。
宿泊客はそれなりに多いのだろう。
泉質もとても良く、規模的にもちょうど良い温泉でした。
レトロかわいい郵便局。